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ちょっと自分の告知や他のなんやかんや4点ほど。

1つ目
今作っているアグリードールのカスタム。
この Giant Robotさんの「Giant Robot Biennale」に出展させてもらう。
9月23日〜来年1月20日まで。長い間やるんだ。
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大きな美術館で行われる展覧会に申し訳ない程度に展示させてもらう。オープニングパーティーで有名なおもちゃアーティストに会いたいという邪な考えも無きにしも。
芸術なんて美術なんてわからん。とか言う人でも楽しめる展覧会だと思いますので、ロサンゼルスにいる方は是非。

2つ目
knuckle先生の個展。
10月6、7、8日
3日間だけかぁ〜。2、3週間やってたら行けたけどなぁ〜。
とか嘘です。すみません。行けないので紹介だけでも。
開催中、エアブラシのデモンストレーションも行うそうです。すごい展覧会になると思われます。ぜひ。
チェックしてみてください↓
http://knuckle331.exblog.jp
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3つ目
今年もやります。「JUNX」
10月21日
今年も出したいけど、難しそう。
これだけの規模のOUTSIDE TOYのイベントは他にはないだろう。子供のおもちゃ、子供じゃ買えないおもちゃ、TATTOOのイベントなんかも。TATTOO彫ってる所なんてなかなかみる機会ないよね。おもしろいですよ。
チェックしてみてください↓
http://www.go-go-rpm.com/p/junx
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4つ目
サンフランシスコで制作活動しているJohnny君のソロショー。
11月23、24、25日
この展覧会も行きたくてしょうがない展覧会。
誰かがUPしてくれるのを期待してる。
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はぁ〜どれも楽しそうなイベントだ。
みんながUPする画像を指くわえて見ていよう。



アグリードールさんはガンガンパテを盛っていく。
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乾いたら、やする。
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パテの乾き待ちの間にタコ足作る。
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こうやってアメリカで制作するのすごく難しい。専門用語が辞書を引いても出てこない。
何か欲しいの?サフェーサーが欲しい。でもサフェーサーって和製英語なのか?ウレタンって通じない?発音が悪いのか、パテとかアルミホイルとかアクリルカラーとかなかなか通じない。しんどい。

サフェーサーって言わないんだね。脳みそにプライマー(下塗塗料)を吹く。
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タコ足も完成。体のパテもこれくらいでいいかな?
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体くっつけたら色塗りです。
# by madnessatsushi | 2012-09-20 20:27 | 作品
フランケンシュタインは最近の癒しなのだ。フランケンの悲しい姿や優しい姿、気は優しく力持ちな姿は心打たれるものがあります。
1973年Azrak Hamway International社のフランケン。
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AHIの8インチのフランケンはモンスターコレクターなら誰もが欲しくなる。いくつでも欲しい。モンスターTOYの横綱。同じくらいの時代に次々と7種類ほどでたフランケン。英語で書いてあるコレクターサイトを読んでもよくわからないが、こいつは中期のものらしい。なぞが多く貴重でコレクターも多いいそうな。
誤解されている方が多いだろうが、フランケンシュタインとは、こいつの名前じゃなく、作った科学者の名前。(ヴィクター・フランケンシュタイン)なのだ。だからFrankenstein's monster(フランケンシュタインの怪物)が正しい。なんで彼がフランケンシュタインと呼ばれるようになったかというのは、フランケンシュタイン博士が人造人間に名前をつけなかったから。
はぁ〜こんなところもなんか可哀想で好きっす。


もう一つ。
映画「Day of the Dead」の人間に飼い慣らされたゾンビのバブくん。
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Frank & Son Collectible Showで6ヶ月悩み買ってしまった。
ネットで買えないかと探したのだが、全然ない。なんで?情報もでてこない。なんで?ギブアップしてお店の人に聞くと。このバブくんは造形師の人が1点モノで作ったカスタムTOYなのだと。
12インチのフィギュアでこの汚しチェックシャツにチノパンの太さにワークブーツ。完璧じゃないか。
でも1点モノって誰に話しても比較の対象がないので分かってもらえない。やっぱり、何百個限定とか、古いからもうなかなか出てこないとかいう響きにやられちゃう。イイ作りでイイものっていうのは大前提なんですけど。
まぁこのバブくんはすごくいい作りなので。
どうもすいません。
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このフィギュアをみて、僕もまた12インチのフィギュアを作ってみたくなった。素体買って、服買って、顔作ろうかな。





アグリードールのカスタムはこの足とシッポいらないので切ってしまう。
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こんなかんじに。それとヤスリもかける。
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そして下半身。タコじゃなくて火星人にしたいので、足の案を練る。
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やっぱりタコに変更。芯を作る。
芯にアルミホイルをいれると空気が入ってしまって割れたりするので好きじゃない。
でも、アルミホイルのおかげでオーブンで焼いた時、デカものは中までしっかり固くなるという話をきいたので、挑戦している。
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そしてモリモリ粘土。大体の完成像はこんな感じになる。
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ここまできたら完成みたいなもんだ。

嘘です。ガオーッ!!!!!!!
# by madnessatsushi | 2012-09-17 16:56 | 作品
割れ物って持って帰るの面倒くさい。しっかり梱包しないといけないし、せっかく買っても日本についたら割れてるなんてこともあるみたい。

でも・・・魅力的なんだもん。
フリーマーケットとかにでてると買ってしまう。

1970年代エイボンの香水入れ
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SKULL ON BOOK、 SKULL MUG、サイコセラミックス2匹。
どれも50's〜70'sの本当にいい形をしてる。
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TIKIFARM社のDirty Donnyデザインのデカンタ。
シュランケンヘッドのデカンタ。出た当時買いそびれたのを安かったのでこっちで買った。
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そしてこいつ。SKULLのLAY OFF BOTTLE。
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「オキュパイド・ジャパン」という言葉を知っている人も知らない人もいるだろう。
少し話すと、オキュパイドジャパンとは「占領下の日本」と言う意味。
第二次世界大戦後、1945年~1952年、日本はアメリカの占領下だった。
政治や経済は、米国を中心としたGHQの統制や指導のもとに運営され1947年〜1952年の間、日本から輸出する物には「Made in Japan」だけではなく、「Made in Occupied Japan」と書かれていた。
当時輸出された品は陶磁器や衣類、カメラ、ミシン、日用品など多種多様、ブリキのおもちゃや陶器の置物なんかもその1つ。
しかし敗戦貧乏国日本製品の品質は必ずしもよいものばかりではなかったみたい。
僕が昔、オキュパイド・ジャパンの話を聞いたとき、バックトゥーザフューチャーの2人の会話を思い出した。
1955年のドクが壊れた機器を見て、「やっぱり日本製はダメだ」といい、1985年から来ていたマーティが「日本製は最高さ」と返す、ドクは「信じられない」と言うシーン。

日本はこのオキュパイド・ジャパンの時代から血のにじむような努力をして、いいものを作り続けているんだなと思う。今のMade in Japanが信頼の証のようについているのはすごい事だと古いおもちゃをみて染み染みしているのです。

話はだいぶそれましたが、このレイ オフポイズンボトル・デカンタはそんなオキュパイド・ジャパンが終わってすぐ、日本の陶磁器のスキルをアメリカ人がほっとかなかった1950年代のモノ。
オキュパイド時代の陶磁器好きは金持ちの日本人にコレクターが多い。僕はあんまりビビッとこない(オキュパイドジャパンの陶器で検索してみてください。)しかし、1952年以降からの50'sはオキュパイド時代の陶磁器よりぶっ飛んだアメリカ人のセンスと日本の陶磁器のスキルが最高に混じりあった1番いい時代だと僕は思うのです。上の SKULL ON BOOKやサイコセラミックスもこの時代のMade in Japan製品。しかし完全輸出物が多くMade in Japanなのに日本ではなかなか出会えないものが多いです。

“LAY OFF This is the Old Man's PRIVATE Poison”と書かれているこの瓶
直訳すると、「さわるな これは大人達の 私的な毒だ」
今の日本人はこれをみて、なんて直接的なんだと思うだろう。しかしこのデカンタにはグラスが4つついているのだ。
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これは、毒が入っていると書いておけば、子供が勝手に酒を飲まないだろうというただのジョーク。
また、「酒は毒だけどやめられんな〜」とかいいながら大人達は楽しんだんだろう。

なんとも気持ちのいいセンスあふれるセラミックがオキュパイドジャパン終わりのアメリカらしいなと1人ニタニタしている平日の夜です。
# by madnessatsushi | 2012-09-13 18:23 | 雑念
ここ何回かフランケンのTOYしかUPしてないけど、すいません今日もです。

「デフォルメされたフランケンはあんまり好きじゃない」とniceなJO-さんが前に言っていた。
すごくわかる。へんなデフォルメされて全然かわいくなかったり、やたらセンスの悪いフランケンはたくさんいる。

でもこいつは特別だ。もうフランケンとしてあんまりみてないかもしれない。
アメリカの大手食品メーカー ゼネラル・ミルズ社キャラクター"フランケンベリー"

モンスターとシリアルなんて素敵な組み合わせなんだろう。
イチゴ味のシリアルだから"フランケン・ベリー"

臆病なモンスターでアメリカの子供に大人気。今もキャラクターデザインアイテムが出続けている。
そんなアイテムの中でも1番有名で探してる人も多いアイテムがこいつ。
70'sのGeneral Mills社製Franken Berry
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お店によっては2万円以上したりね。ソフビも肉厚でしっかりしていて可愛いです。

それと、チョコレート味の"カウント・チョキュラ "とブルーベリー味の"ブー・ベリー"も一緒に売ってたので買わせていただいた。
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ニヨニヨ。しばらく机のすみに置いておこう。
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アグリードールカスタムは口を切ってみた。
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そして歯を作ったりして。
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焼いて固まったら、口に入れてみたりして。
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次は下半身にとりかかるかなと思っているところです。
# by madnessatsushi | 2012-09-09 11:59 | 作品
前回のBLOGもフランケンシュタインを紹介したが、またです。
これは買っとかなとフランケン好きじゃないというTOY、グッズは沢山ある。アンカーホッキングのグラスやSCARE CYCLESにSOAKYのユニバーサルモンスター。欲しい物はいっぱいだ。安いのをみつけた時にコツコツ買わないと。どんどん値段が上がってしまう。
こいつもその一つ。1980年Remco社のユニバーサルモンスターフランケンシュタイン。
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バックカードの絵もかっこよく、フィギュアも絶妙なサイズ感に表情、色彩、量感、チープ感、そして夜光塗料でぼんやり光る無駄なギミック。素晴らしいです。
こいつは他にドラキュラや半魚人など5種類いるのだが、集められるかは謎だ。難しそう。

そしてもう一つ。絶対に外せないフランケンが「THE MUNSTERS(ザ・マンスターズ)」の主人公HERMAN・ハーマン。こいつは1964年MATTEL社のハンドパペット。
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モンスター好き、フランケン好きに関わらず、ハンドパペット界で最も有名なアイテムと言える逸品。このクオリティーの高さにこの完成度、頭のこの大きさ完璧。今のおもちゃにはみられない作り手側の愛情を感じる。現在でもコレクターが多い名品。
そして左下の輪っかをひっぱるとしゃべる。でも壊れかけなのか何言ってるのかわからない。
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そして「ザ・マンスターズ」のリメイクが錚々たるスタッフ、俳優で決定したので、これ以上値段が上がると困ると思い買った次第です。
ともあれやっぱり、ハンドパペットなので手にはめてみて、ダラダラ遊ぶ。



そんなことしている暇はない。アグリードールカスタムを作り始める。
アイディアの浮かばない時は、どっか切ってみるのが一番いい。例えば足とか、口とか、背中とか。今回は頭を切ってから考える事に。
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作りにくいので、発泡ウレタンを中に入れる。
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そうこうしているうちにアイディアも煮詰まってきたので、こんな芯をアルミホイルで作る。
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そこにスカルピーをつけていく。脳みそにしよう。アメリカ人がくいついてくれるのが一番いいのでアメリカ人好みなのを作ろうと。
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こんな適当な作り方してると、またいろんな人に突っ込まれるかな。
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こんな感じ。かなり想像してたよりでかくなってしまった。でももう修正はしたくないのでこのままいく。作り手側の愛情のなさを感じる。
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さぁまだこの後ノープラン。どうしようかな。
# by madnessatsushi | 2012-08-30 16:41 | 作品